MM歯科・矯正歯科

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ホントはこわい?睡眠時無呼吸症候群

こんにちは。 桐生市、みどり市、太田市、足利市からも通いやすいMM歯科・矯正歯科、 院長の真下です。

みなさん、ゴールデンウィークをいかがお過ごしですか?
新型コロナウイルスの影響で自粛を余儀なくされ、どこにも行けないストレスの溜まる日々ではないでしょうか?
そんな日々だからこそ、夜の睡眠だけでも気持ちよくとりたいものです。でもご家族の方のいびきがうるさくて寝れない、なんてことはありませんか。そのいびき、ただのいびきではなくて睡眠時無呼吸症候群かもしれません。

というわけで今日は睡眠時無呼吸症候群のお話です。

2003年、新幹線の運転手が運転中に居眠りをして緊急停車した事件がありました。その運転手が重度の睡眠時無呼吸症候群であったことから、この病名が社会で強い関心を持たれるきっかけとなりました。

一度は聞いたことがあるこの病気、みなさんは「寝ている時にいびきをかいていて、ときどき息が止まるやつでしょ。熟睡できないから睡眠不足になるやつだよね。」と簡単に思っていませんか?

もちろん、睡眠不足による日中の眠気や倦怠感なども症状の一つですが、この病気の怖いところはもっと全身的なことに関係しているところです。

ざっくりと説明します。

人間は呼吸をすることで酸素を肺から取り入れ、血流に乗せて全身に酸素を運んでいます。無呼吸状態というのは酸素を血液に取り込めない状態ということです。よって無呼吸症候群は循環器系にかなりの悪影響を及ぼしてしまうのです。

具体的には高血圧糖尿病の発症・悪化心筋梗塞脳血管障害などを引き起こす可能性を秘めています。

近年ではこの病気を治療する上で歯科が重要なポジションを担っていることがわかってきました。

治療方法は主なもので2つあります。

  • CPAPといわれる鼻マスクを装着して持続的に空気を送り込む装置を使用する方法
  • 特殊なマウスピースをつけて気道を確保する方法

症例にもよりますが、このマウスピースがかなり効果的であるということが分かってきたのです。マウスピースは歯科が得意とするところですよね。

私も大学病院時代から睡眠時無呼吸症候群に対するマウスピースを作製してきましたが、効果的だった症例を多くみてきました。

大学病院では循環器内科の先生からの紹介もあり、ある患者さんはマウスピースを使用するようになってから睡眠時無呼吸症候群が改善し、その影響で血圧も下がり、今まで飲んでいた血圧の薬を飲まなくてよくなったなんて方もいらっしゃいました。

このように睡眠時無呼吸症候群は思いのほか、全身疾患と関連が深く少し注意が必要な病気の一つとして認識しておいてほしいと思います。

当院では、地域の医療施設と連携して、保険での睡眠時無呼吸症候群のマウスピース治療を行っております。もちろん保険外のさらに特殊なマウスピースも取り扱っております。

保険の上下一体型マウスピース

保険外の上下分離型のマウスピース

よくいびきがうるさいと指摘されることがある方、ご自身でも自覚がありお悩みの方は、一度ご相談ください。

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