MM歯科・矯正歯科

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歯科における「SP」とは?

こんにちは。 桐生市、みどり市、太田市、足利市からも通いやすいMM歯科・矯正歯科、 院長の真下です。

「SP」という言葉をご存じですか?

それだけ聞くとSecurity Policeの「SP」を連想する人が多いかもしれません。僕もSPというとV6の岡田君が主演をしていた「SP」というドラマを思い出します。このドラマは派手さはないんですが、岡田君の特殊能力なんかもあったり、アクションもけっこう本格的で、なかなか見応えのあるドラマでした。またキャスト一人一人のキャラも立っていてなかなか面白いドラマで僕は好きでした。笑

そんな話はさておき、歯科の世界では当たり前のように使われているこの「SP」という言葉。

これは歯科特有の専門用語で、ドイツ語のspülen?からとられた「SP」とのことです。spülenとは洗うとか消毒の意味だそうです。しかしこれも諸説あるらしいのですが、現時点で僕が知るところによるとドイツ語由来の歯科用語なのです。

順天堂時代に他科のお医者さんから僕のカルテコメントを見て「先生、SPってなに?」といわれたことがあり、やはり歯科特有の言葉であることを実感した記憶があります。

では実際どのように使われているかというと、親知らずの抜歯をしたり、観血的処置等をした際に、受付の子に「じゃ、明日SPで予約お願いします」みたいな感じで、外科処置後の消毒みたいな意味で使っています。

外科処置の多いMM歯科・矯正歯科ではよくこの「SP」という言葉が飛び交っています。一般的にはSPは単なる消毒なので、割と軽視されがちで、処置内容によっては省略してしまう先生も多いかもしれません。しかし僕はSPという行為にもそれなりにこだわりをもって行っています。

当院のSPの際の処置は2段階です。

①オキシドールで清拭

②0.01%塩化ベンゼトニウム(ハイアミン)で消毒

当院のSPセット

これは日大歯科病院口腔外科にいたときからのルーティンみたいなもので、自然に体が覚えているSP時の材料です。

オキシドールカタラーゼ反応による発泡で抜歯窩や創部の周囲のプラークや汚れを浮かせてからゆすいでもらい、まずは創部の清拭を行います。その後に、塩化ベンゼトニウムで消毒する、という段階を踏んだSPをしています。

これをするしないで創部の経過がすごく良くなるかというもんでもないかもしれませんが、そこはなんというか昔から染みついているものなので、開業した今でもこだわりをもって継続して行わせていただいております。

もちろん、仕事で忙しく、翌日のSPに来れない方もいらっしゃいますので、そういった場合は洗口剤を処方したりするなどして省略させていただいている場合もございます。

当院は矯正治療の他、親知らずの抜歯やその他の外科処置にも力を入れていますが、処置後のケアについてもこのようにこだわりをもっております。

親知らずで悩んでいる方、なにかできもので悩んでいる方、いつでもご相談ください。

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