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矯正治療とカレー(実験②)

こんにちは。 桐生市、みどり市、太田市、足利市からも通いやすいMM歯科・矯正歯科、 院長の真下です。

私は、スパイスカレーが好きでよく趣味でカレーを作ります。そんなカレー好きな歯医者としてずっと気になっていた矯正治療とカレーの関係について前回は述べさせてもらいました。笑

前回の実験により、矯正治療の際に使用する矯正用のゴムは、カレーを構成するスパイスのうち「ターメリック」によって着色することが判明しました。

前回の実験では、スパイスを水に溶いただけの溶液での着色実験だったため、今回は、実際にスパイスカレーを作って着色の有無を確認してみました。

この場をお借りしてまたくだらない実験をさせて頂きます。しばしお付き合いください。笑

材料と方法は以下の通り

【カレーの材料】

ターメリック(S&B)     小さじ1/2 (片方には入れて、もう片方には入れない)

クミン(S&B)         小さじ2

コリアンダー(S&B)     大さじ1

チリペッパー(S&B)     小さじ1

ターメリックあり

ターメリックなし

鶏もも肉           400g

油              大さじ3

玉ねぎ(スライス)       大1個

にんにく(すりおろし)     2片

しょうが(すりおろし)    2片

塩              適量

トマトピューレ        大さじ2

プレーンヨーグルト      100g

水              300ml

コンソメキューブ       1個

バター            10g

【使用する矯正用ゴム】

歯列矯正用エラスティックリング:カラーリガチャー(バイオデント)

【方法】

通法通りにターメリックありとターメリックなしのカレーを2種類作製。できあがったそれぞれのカレーに矯正用ゴムを5分、10分、20分、30分浸して放置。その後流水で30秒水洗し、着色度合いを確認した。

【結果】

ターメリックありのカレーは5分後から着色を認めましたが、ターメリックなしのカレーは着色が見られませんでした。

続いて味についても確認をしました。

見た目はほとんど同じ感じです。

これは実際にスタッフに食べてもらい評価してもらいました。

どちらも普通においしいカレーとのことでしたが、味は全然違うとのことでした。スタッフの好みでは、ターメリックなしの方が食べやすいとの評価でした。

私も食べてみましたが、確かにどちらも普通にカレーとしておいしいかったです。ターメリックありの方がターメリックらしい土臭さとういうか、スパイス感が強く本格的な味わい。なしの方は少しマイルドな感じですが、これはこれで全然いけちゃう感じでした。

続いて追加実験として、6時間と長い時間をかけて矯正用ゴムを浸した実験も行いました。

ここでおもしろい結果が見られました。

ターメリックありのカレーは予想通り、かなり強い着色を認めましたが、なんとターメリックなしのカレーの方も若干の着色を認めたのです。これは新しい発見でした。

私なりに考察をさせていただきました。

まず、カレーはターメリックなしでもカレーとして成立することが確認できました。

またカレーを食べるときの食事時間を5分以上から30分以内程度と考えたとき、ターメリック入りのカレーを食べた場合は、必ず矯正用ゴムは着色すると思われます。

ターメリックなしのカレーは30分以内であれば着色は防げるが、接触時間が長時間であった場合、着色してしまう可能性がでてきました。これはターメリックなしのカレーを食べたとしても、食後にきちんと歯磨きをしておかないと着色してしまうとういうことを示していると考えます。

もともと矯正治療中の方には着色予防のためだけではなく、虫歯予防のためにこまめな歯磨きを推奨していましたが、この実験によりさらに食後の歯磨きの重要性を再確認できたと感じています。

まとめると矯正治療中はターメリックなしのカレーであれば食べても着色はしないが、食後にきちんと歯磨きをしないと着色してしまうことがわかりました。

長くなりましたが、今回のお話はこの辺で終わりにします。

また今後もカレーに関する気になるポイントを研究していきたいと思います。

あ、もちろん歯科のネタも上げていく予定です。笑

今後ともよろしくお願い致します。

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