知られざる歯科とカレーの関係

矯正中でも染まらないホワイトカレー
このMMスパイスカレーの企画は、完全に私の趣味で始まったものですが、実は歯科治療とカレーはまんざら無関係というわけではありません。矯正治療では歯の表面につけたブラケットという装置とワイヤーを固定する際にゴムを使用することがあります。この矯正用ゴムはもともとは白っぽいのですが、カレーを食べると真っ黄色に染まってしまうのです。最近ではもともとカラフルな色のついたゴムを使ってオシャレを楽しむ方法もありますが、基本的には矯正装置が目立たないようにしたいという方が多く、なるべく染まらないようにとカレーを食べないで生活している方も多く見られます。
以前よりそういった患者さんを診てきて、カレー好きの私としてはどうにかならないものかと考え、そもそも何が染まる原因なのかを調べてきました。その結果、原因は「ターメリック」であることがわかりました。そこでターメリックを使用せず、着色しないカレーを検討したところ、このホワイトカレーに行きついたのでした。しかし、実際に作るとなると意外と難しいのです。使うスパイスも色が濃くないものを選んだり、ホールスパイスを使用することで、色はつけず香りを乗せるなど。目的によってスパイスを選び、あの手この手でカレーをデザインする。そこがスパイスカレーの面白いところなのです。今回はなるべく簡単で美味しくするポイントを押さえたレシピを考えてみました。矯正治療中でカレー好きのあなた、ぜひ矯正用ゴムを変えたその日に作って食べてみてください。染まりませんよ。笑 

令和3年7月 MM歯科・矯正歯科
院長 真下貴之

【材料】4人前

手羽元 ・・・・・ 400g(骨付きがいい。割と淡泊なカレーになるので骨から出る出汁がほしいので)
バター ・・・・・ 10g(油でもよし。コクを出したくてバターにしてみました)

ホールスパイス

・クミンシード ・・・・・ 小1
・シナモン ・・・・・ 1片
・クローブ ・・・・・ 5粒
・レッドチリ ・・・・・ 1本(鷹の爪でOK。色のことを考えると赤いチリパウダーは使えないのでホールで)

玉ねぎ(スライス) ・・・・・ 1個
にんにく(すりおろし) ・・・・・ 1片
しょうが(すりおろし) ・・・・・ 1片
ヨーグルト ・・・・・ 50g

パウダースパイス(なるべく白めのスパイスを選びます)

・コリアンダー ・・・・・ 小2(いつも多めのスパイスですが、色を考えて少し減らします)
・クミン ・・・・・ 小1
・カルダモン ・・・・・ 小1
・フェヌグリーク ・・・・・ 小1/2
・ホワイトペッパー ・・・・・ 小1/2

塩 ・・・・・ 小1弱(最後にも調整で加えます。全体としては少し多めがいいかもしれません)
鶏ガラスープ顆粒 ・・・・・ 小1(骨の出汁だけだと物足りないと感じるかもなので、入れると安心です)
お湯 ・・・・・ 300ml
ココナッツミルク ・・・・・ 200g(最後に色を白くする際に重要。コクもプラスされます)

【作り方】

1
カレーを煮込む鍋に少量の油をいれて、塩こしょう(分量外)をふった手羽元を皮面から焦がし過ぎない程度に焼き色がつくまで焼く
(焼くことでチキンの旨みを抽出する。出てくる油も無駄にしないために煮込む鍋と同じ鍋で。焦しすぎるとヴィジュアル的にホワイトカレー感が出ないので注意)

2
焼いた手羽元は一度、別皿によけておく

3
鍋にバターを加えてからホールスパイスを香りが立つまで炒める

4
玉ねぎと適量の塩(分量外)を入れてキツネ色より薄いくらいになるまで炒める
(いつものように水分を飛ばしていくイメージだが、焦し過ぎないように注意。色が濃すぎるとできあがりの白さに影響するため。)

5
にんにく、しょうがを加えてさらに水分が飛ぶまで炒める

6
ヨーグルトを加えて水分が飛ぶまで炒める
(ここまでの過程で完全に水分をとばずことが非常に大事)

7
弱火にして鍋の温度を下げてからパウダースパイス、塩小1弱を加えて、1分程度炒める
(ここで火が強すぎるとスパイスの香りが飛んでしまう)

8
中火にして別皿によけておいた手羽元を加えてからめるように適度に炒める

9
鶏ガラスープ、お湯を入れて、30分ほど弱火で煮込む
(チキンの骨から出てくる出汁に期待して、いつものチキンカレーより気持ち長めに。)

10
ココナッツミルクを加えてさらに弱火で5分ほど煮込む

11
最後に必要あれば塩を加えて味を整える。
(かなりマイルドになるので、気持ち塩多めの方が私的には好みです。)

MM歯科・矯正歯科